様々な方程式の文章問題を解こう1(問題付き)

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方程式の文章問題が苦手な人はいませんか?

文章問題である分、本当にたくさんのパターンの問題が存在します。

そのパターンごとに暗記して…なんて非効率すぎますよね。

そこであるポイントを押さえて、方程式の文章問題を簡単に解いてしまいましょう。

 

 

方程式の文章問題の手順

 

1.分っていない値を文字でおく(基本的には求めたい値をおく)

2.文章中で条件を見つける

3.その条件を式で表す

 

たったこれだけ。

ってそれが難しいんだって話ですね。

問題を解いて、ポイントを押さえましょう!

 

 

練習問題

 

【問題】購入する
1個70円のりんごを何個かと、1個40円のみかんをりんごの数の半分だけ買った。

これを200円の箱に入れてもらったところ、代金の合計が2000円になった。

買ったりんごの個数を求めなさい。

 

 

【考え方】
1.りんごの個数をx(個)とおく。(みかんでも可)

2.条件:「1個70円のりんごを何個かと、1個40円のみかんをりんごの数の半分だけ買った。

これを200円の箱に入れてもらったところ、代金の合計が2000円になった。

3.この条件を式で表す。

 

 

【解答】
りんごの個数をx(個)とおく。

みかんの個数はx/2(個)であるから

70x+40×(x/2)+200=2000

これを解いて

x=20

これは題意に合う。

よって買ったりんごは20個

 


 

【問題】配る
あるクラスの生徒に折り紙を分けるのに、1人に4枚ずつ配ると6枚足りず、1人に3枚ずつ配ると15枚余った。

このとき、生徒の人数と折り紙の枚数を求めなさい。

 

 

【考え方】
1.生徒の人数か、折り紙の枚数をxとおく。 ←どちらがよいか、考えてみよう。

2.条件:「1人に4枚ずつ配ると6枚足りず、1人に3枚ずつ配ると15枚余った。」

3.この条件を式で表す。

 

 

【解答】
生徒の人数をx(人)とおく。

1人に4枚ずつ配ると6枚足りないので、折り紙の枚数は

4x-6(枚)

また、1人に3枚ずつ配ると15枚余るので、折り紙の枚数は

3x+15(枚)

よって

4x-6=3x+15

これを解いて

x=21

これは題意に合う。

よって、生徒の人数は21人

また、折り紙の枚数は

4×21-6=78(枚)

 


 

【問題】原価と定価
定価10000円の商品を4割引きで売ったが、原価の2割の利益があった。

この商品の原価を求めよ。

 

 

【考え方】
1.商品の原価か利益をx(円)とおく。 ←どちらがよいか、考えてみよう。

2. 条件:「定価10000円の商品を4割引きで売ったが、原価の2割の利益があった。」

3.この条件を式で表す。

 

 

【解答】
商品の原価をx(円)とおく。

10000円の4割引きは

10000×(1-0.4)=6000(円)

原価の2割の利益があったので、売値は

x×(1+0.2)=1.2x(円)

よって

1.2x=6000

これを解いて

x=5000

これは題意に合う。

よって、この商品の原価は5000円

 

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