「定価10000円の商品を4割引きで売ったが、原価の2割の利益があった。
この商品の原価を求めなさい。」
原価、定価
違いはわかりますか?
ここでの原価、定価とは‥‥
原価:仕入れ値
定価:原価+利益
「割引」値段をその分だけ下げること
「利益」原価(仕入れ値)と比べて得した値段
つまり
〇割引:(定価)×(1-0.1〇)
△の利益:(定価)×(1+0.1△)
以上を踏まえて問題を解いてみましょう。
【問題】
ある商品を定価の2割引きで買うと、1000円になるという。
この商品の定価を求めよ。
【考え方】
2割引き:(定価)×(1-0.2)
【解答】
求める商品の定価をx(円)とおく。
x×(1-0.2)=1000
これを解いて
x=1250
これは題意に合う。
よって、求める商品の定価は1250円
【問題】
定価10000円の商品を4割引きで売ったが、原価の2割の利益があった。
この商品の原価を求めなさい。
【考え方】
4割引き:(定価)×(1-0.4)
原価の2割の利益:(原価)×(1+0.2)
【解答】
求める商品の原価をx(円)とおく。
定価10000円の4割引きは
10000×(1-0.4)=6000
原価の2割の利益は
x×(1+0.2)=1.2x
この2つが等しいので
1.2x=6000
これを解いて
x=5000
これは題意に合う。
よって、求める商品の原価は5000円
【問題】
原価2000円の商品に35%の利益を見込んで定価をつけた。
しかし、売れなかったので、定価の20%引きの価格で売った。
このとき、利益はいくらか求めよ。
【考え方】
35%の利益:(原価)×(1+0.35)
定価の20%引き:(定価)×(1-0.2)
【解答】
この商品の定価は
2000×(1+0.35)=2700
2700円の20%引きは
2700×(1-0.2)=2160
よって、この商品の利益は
(売値)-(原価)=2160-2000=160(円)
By スタッフ01