「Aは分速80mで歩いて、 家から1.5km 離れた駅に向かって出発した。
Aが出発してから12分後にBが自転車に乗って分速320mでAを追いかけた。
BはAに駅まであと何mのところで追いつくか求めなさい。」
こんな問題見たことありませんか。
これは旅人算という問題です。
一見難しそうですが、
旅人算は「進んだ距離の関係」に注目するだけで、簡単に解くことができます。
追いつく⇒2人の進んだ距離が等しい
また、池の周りを‥‥という問題を想像しましょう。
出会う⇒2人の進んだ距離の和=池の周りの長さ
追いつく2人の進んだ距離の差=池の周りの長さ

以上を踏まえ、問題を解いてみましょう。
【問題】
A は分速80mで歩いて、家から1.5km離れた駅に向かって出発した。
A が出発してから12分後に B が自転車に乗って分速320mで A を追いかけた。
B は A に駅まであと何mのところで追いつくか求めなさい。
【考え方】
B が A に追いつく⇒2人は家から同じ距離のところにいる⇒2人の進んだ距離が等しい
【解答】
A が家を出発してから、B が A に追いつくまでの時間をx(分)とおく。
A の進んだ距離は
80×x=80x(m)
B の進んだ距離は
320× (x-12)=320x-3840(m)
二人の進んだ距離は等しいので
80x=320x-3840
これを解いて
x=16
これは題意に合う。
B が A に追いつくのは家から
16(分)×80(m/分)=1280(m)
よって、駅まであと
1500-1280=220(m)
のところである。
【問題】
池の周りに1周3600mの道がある。
兄と弟が同じ地点を同時に出発して、兄は時計周りに分速60m、弟は反時計周りに分速30mで進む。
二人が再び出会うのは何分後か求めなさい。
【考え方】
池の周りで出会う⇒2人の進んだ距離の和=池の周りの長さ
【解答】
2人が出発してから再び出会うまでの時間をx(分)とおく。
兄が進んだ距離は
60×x=60x
弟が進んだ距離は
30×x=30x
2人の進んだ距離の和が池の周りの長さと等しいので
60x+30x=3600
これを解いて
x=40
これは題意に合う。
よって2人が再び出会うのは40分後
【問題】
池の周りに1周1200mの道がある。
姉と妹が同じ地点を同時に出発して、同じ方向に姉は分速250m、妹は分速130mで進む。
姉が初めて妹に追いつくのは、出発してから何分後か求めなさい。
【考え方】
姉が妹に初めて追いつく⇒【姉の進んだ距離】-【妹の進んだ距離】=池の周りの長さ
【解答】
出発してから、姉が初めて妹に追いつくまでの時間をx(分)とおく。
姉の進んだ距離は
250×x=250x
妹の進んだ距離は
130×x=130x
2人の進んだ距離の差が池の周りの長さと等しいので
250x-130x=1200
これを解いて
x=10
これは題意に合う。
よって姉が初めて妹に追いつくのは10分後
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By スタッフ01