センター試験でよく出題される「数学A|必要条件・十分条件」
どのくらい取れていますか?
解いたときは合っていると思っていたのに、
解答を見たら「あ~たしかに違う!」
なんて言っている生徒をよく見ます。
そこで、今回は「必要条件・十分条件の考え方」について解説します。
「pはqであるための〇〇」
⇒「p ならば q」と「q ならば p」の真偽を調べる。
1.pはqの必要十分条件
p→q 真 /p←q 真
2.pはqの十分条件
p→q 真 / p←q 偽
3.pはqの必要条件
p→q 偽 /p←q真
4.pはqの必要条件でも十分条件でもない
p→q 偽 /p←q偽
必要条件・十分条件の判定で重要なこと
それは
反例を探すことです。
反例があれば、確実に偽となります。
この仕組みを頭に入れて、問題を解いてみましょう。
【問題】
xy(y-1)=0 であることは、x=y(y-1)=0 であるための○○である。
【解答】
xy(y-1)=0 ⇔ x=0 または y=0 または y=1
x=y(y-1)=0 ⇔ x=0 かつ (y=0 または y=1)
よって 「xy(y-1)=0 ならば x=y(y-1)=0」 は偽 (反例:x=1,y=0)
「x=y(y-1)=0 ならば xy(y-1)=0」 は真
ゆえに、必要条件であるが十分条件ではない。
【問題】
x<-1は x2>1 であるための○○である。
【解答】
x2>1 ⇔ x<-1または1<x
よって 「x<-1 ならば x2>1」 は真
「x2>1 ならば x<-1」 は偽 (反例:x=2)
ゆえに、十分条件であるが必要条件ではない。
By スタッフ01