【軌跡を求める手順】
1.軌跡上の任意の点P(求めたい点の場合が多い) の座標を (x,y) とおく。
2.条件から x,y の関係式を導く。
3.手順2から軌跡の方程式を導き、その方程式の表す図形を求める。
以上が軌跡を求める大まかな手順です。
では、これを使って問題を解いてみましょう。
【問題】
平面上の定点 A(2,0) と B(4,2) に対して、AP2+BP2=36 の関係にある点Pの軌跡を求めよ。
【考え方】
手順1:求めたい点Pの座標を(x,y) とおく。
手順2:条件:AP2+BP2=36
AP2、BP2 をx,yで表す。
【解答】
点Pの座標を (x,y) とおく。 (←手順1)
条件より AP2+BP2=36
(x-2)2+y2+(x-4)2+(y-2)2=36 (←手順2)
展開して x2-4x+4+y2+x2-8x+16+y2-4y+4=36
2x2-12x+2y2-4y=12
x2-6x+y2-2y=6
(x-3)2+(y-1)2=16
よって、点Pの軌跡は、中心(3,1), 半径4の円である。 (←手順3)
By スタッフ01